屋根の造り(日本建築)

日本建築における屋根の造りは主に三種類。

●切妻造(きりづまづくり)
・大棟(おおむね)を境に左右二つの面を葺き下ろした屋根。本を開いて伏せたような形。
・通気性がよく、雨漏りにも強いとされる。
・世界各地に分布する基本的な屋根の形。
・古代には真屋(まや)と称され、寄棟造↓より格が上とされた。

●寄棟造(よせむねづくり)
・大棟の両端から四方に隅棟(すみむね 屋根の隅で斜め方向に降りている棟)が降りる形式の屋根。
・屋根面は台形と二等辺三角形が二つずつできる。
・四柱造(しちゅうづくり)ともいう。
・面が四つあるため、また全方向に庇(ひさし)ができることで風雨に強いとされ、特に台風の多い地域や海の近くに多くみられる。
・正倉院宝庫、唐招提寺金堂などが代表例。

●入母屋造(いりもやづくり)
・寄棟造の上に切妻造の屋根を載せたような形で、切妻造だが四方に庇ができるもの。
・寺院などに多く、法隆寺金堂や玉虫厨子(たまむしのずし)などにみられる。また農家建築にも多く使われる。
・切妻造と寄棟造の利点を合わせ持ち、通気性や断熱性が高く、風雨にも強い。

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