仁和寺金堂の北側には「裏堂」という部屋があって、その壁面には、江戸寛永期の高名な仏絵師 木村 徳応(きむら とくおう)が描いたという五大明王壁画があります。
ちょうど京都御所の紫宸殿の下賜を受けて金堂が再建されてから間もない頃のことです。
ずっと非公開だったこの壁画は、瀬川 大秀(せがわ たいしゅう)氏が第五十一世門跡に就任した記念として、約370年という長い年月を経て初めて2018年に一般公開されました。

当初は5千人ほどの来場者を見込んでいたそうですが、その十倍以上の約7万人が訪れたそうです。
話題になっていたので、僕も見にいきましたが、「うそでしょ」と思うほど色が鮮やかで、最近描かれたか、補修でもされたのかと思いましたが、当時のままだそうです。
日陰で光にさらされなかったことで劣化が少なかったということです。
若いお坊さんがひとつひとつ絵の説明を面白おかしくしてくださったのが印象的でした。
せっかくだから楽しんでもらおうという感じでしょうか、とてもいい体験でした。
その後はやはり非公開となっており、2024年の「京の冬の旅」企画で公開されました。今後もまた公開されたら、ぜひ見に行きたいですね。
※「五大明王」についてはこちらを参照。

コメント