由岐神社(ゆきじんじゃ) *基本* 「鞍馬の火祭」はこの神社の祭礼。-京都 左京区-

由岐神社

由岐(ゆき)の由来は、靫(ゆき、ゆぎ)という武具のひとつ、矢を入れて携行するためのものだそうで、平安時代までは「ユキ」と発音したとのこと。国難のとき、靫を社前にかけて平安を祈ったことにちなむと伝えられています。靫明神(ゆきみょうじん)とも呼ばれました。

由岐神社(ゆきじんじゃ)
御祭神  大己貴命(おおなむちのみこと)
     少彦名命(すくなひこなのみこと)
所在地  京都府京都市左京区鞍馬本町1073番地
創建   天慶(てんぎょう)3年(940)
例祭   火祭 10月22日

大地震など相次ぐ災いを収めるべく、朱雀天皇(すざくてんのう)の詔によりもともと御所にお祀りされていた由岐大明神を都の北方に当たるこの地に勧請(かんじょう 神仏の分身・分霊を他の地に移して祭る)したとのこと。

ホームページによれば、御祭神の大己貴命は「国を治め、人民の生活の道を教えになられた」神、少彦名命は「医薬の道をお授けになった医薬の祖神」とされ、事業の守護神・商売繁昌の神様また縁結びの神様としての御神徳があるとのこと。

特徴的なのは、拝殿が二つに分かれていて、その間を登っていく構造になっていることです。

荷拝殿(にないはいでん)また割拝殿(わりはいでん) と呼ばれます。さらに斜面に建つ懸造(かけづくり)となっています。重要文化財です。

左右に分かれた拝殿

拝殿は慶長15年(1610)に豊臣秀頼により再建されたものとされています。国の重要文化財です。

また、樹齢800年の「大杉さん」と親しまれているご神木があります。一心に願えば叶うとの言い伝えがあります。

2023年に新しく建て替えられた本殿

末社も多く(岩上社、冠者社、大杉社、白長弁財天社、三宝荒神社)、お守りやおみくじも豊富です。

お賽銭箱には左にやはり豊臣家ゆかりの五七桐(ごしちきり)、右には皇室でしょうか、菊花紋章があしらわれていますね。

「鞍馬寺」 中野 玄三 著 中央公論美術出版 2003 より

本殿にある狛犬は、阿形(あぎょう)のほうは前足で子獅子を抱いている子持獅子、吽形(うんぎょう)は前足でまりを抱く玉取獅子の姿という珍しいもの。国の重要文化財です。

駅に飾っていたのは少年用とはいえ、火祭の松明はなかなか大きいものでした。解説にも長さ3.5mとあります。重さは約60㎏ですが、大人用だと120㎏にもなるようです。

さて、ガイドブック「鞍馬山」によれば、元は鞍馬寺の鎮守社で、現在は鞍馬町の氏神さんとなっているようです。

鞍馬寺とは別だけど、昔は一体だったということでしょう。

秀頼公が再興した石灯籠には「鞍馬寺」と刻まれているようです。
(「鞍馬寺と埋経」 難波田 徹 著 鞍馬弘教総本山鞍馬寺出版部による)

**みのがしちゃった**
・狛犬
・秀頼再興の石灯籠

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